地域の紹介
JAみくまの管内には、世界に誇る風光明媚な景勝地や観光地が数多くあります。特に、平成16年に熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)に通じる参詣道「熊野古道」が“紀伊山地の霊場と参詣道”として世界遺産に登録されて以降、観光客の数も増加。歴史ロマンあふれるエリアとして、国内有数の観光スポットとなっています。
熊野三山
「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」の3社と「那智山青岸渡寺」の1寺を「熊野三山」と呼び、「熊野三山」は、「熊野古道(熊野参詣道)中辺路」によって結ばれています。なお、那智山青岸渡寺は西国三十三カ所の“第一番”に数えられます(ちなみに、第二番は紀三井寺、第三番は粉河寺)。
- 熊野本宮大社
- 熊野速玉大社
- 熊野那智大社
古座川一枚岩
古座川町相瀬地内にある高さ100メートル、幅500メートルにも及ぶ“一枚の巨岩”。国の天然記念物に指定されていて、実際に見ると、そのそそり立つ姿はまさに圧巻です。平成26年に「日本ジオパーク」に認定され、近年はさらに注目が集まっています。
古座川一枚岩
瀞峡(どろきょう)
瀞峡とは、熊野川水系である北山川の上流にある峡谷熊野川町志古から出発する「瀞峡ウォータージェット船」に乗って北山川を上ると、巨岩、奇岩、断崖の続く圧巻の渓谷を満喫することができます。峡谷の途中には、和歌山県・三重県・奈良県の3つの県境を一度に望む“三県境”があるなど、古来より屈指の名勝として有名です。
瀞峡
太地町
太地町は捕鯨発祥の地として有名です。日本で古来より行われてきた“捕鯨”を、組織的な産業として最初に成功させた町とされています。日本人とクジラの付き合いは古く、有史の頃から文献などにしばしば現れ、太地町はその中心的な役割を果たしてきました。同町には世界でも珍しいクジラを専門とする「くじら博物館」や、古式捕鯨で重要な役割を果たした岬「梶取崎(かんどりざき)」など、多くの観光スポットがあります。
くじらに出会える海水浴場(太地町)
お燈まつり
毎年、2月6日の夜に行われる神倉神社(新宮市神倉)の例祭で1400年前から続く伝統ある火祭り。白装束で身をまとい、松明を持った男たちが神倉山の山頂から駆け降りる様は、まさにこの祭のハイライトです。この壮大で勇敢な祭には県外からの参加者も多く、テレビや雑誌で見かける有名人が参加することもあります。
お燈まつり
那智の扇祭
那智の扇祭(おうぎまつり)は、日本一の那智の滝前で50㎏以上もの松明の炎が勇壮に乱舞し、観光客らを魅了する「那智の火祭り」として有名で、日本三大火祭りのひとつに数えられています。毎年7月14日に執り行われ、会場は毎年1万人以上の観客で埋め尽くされます。
那智の扇祭